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失敗しない!靴のお手入れ基礎知識1

こんにちは。この度、大阪工房に新しく加わった「さおお」です。

前職は、靴とは直接触れ合わない仕事でした。

自分の手で靴を磨いてはいましたが、仕事として工房で革靴に触れていると日々発見があります。

「こんな方法があったのか」

「この磨き方にはこんな意味があったのか」

発見や驚きに、この仕事を始める前によくしていた失敗を交えつつ。

靴磨き・シューケアの楽しさ、お役に立てる情報をお伝えしていきたいと思います。

 

 

最初は誰でも迷う、靴の磨き方

先日、「靴磨きの手順や、道具の使い方が合っているか不安で…」とのご相談を承りました。

そのお客様は、靴磨きのセットをプレゼントされたことをきっかけに、靴磨きを始められたそうです。

確かに靴磨きセットには多くのアイテムが入っています。

クリーナー、クリーム、ブラシ、布。

どのタイミングで、何をどう使うか迷ってしまうのも無理はありません。

私も自分の手で靴磨きを始めたときは、道具の使いどころに迷ってしまっていたものです。

 

 

失敗しない靴の磨き方

基本となる靴の磨き方、シューケアの方法はいたってシンプルです。

1. 汚れ落とし

2. 保革

3. 艶出し

4. 拭き取り

この流れを何度か体験していただければ、誰でも同じように靴を綺麗に磨き上げることができます。

とはいえ、それぞれに失敗しやすいポイントは存在します。

その点を押さえながら、こらから4回に分けて靴磨きの工程をお伝えします。

今回は「1. 汚れ落とし」についてのお話です。

 

 

汚れ落としはブラシと液体クリーナーで

ブラシと液体クリーナー。

革靴の汚れ落としは、この二つの流れで行います。

ブラシでの汚れ落としは、日々靴を脱いだ後に必ず行っていただきたいことです。

詳細はこちらのブログをご覧ください。

 

今回クローズアップするのは、液体クリーナーによる汚れ落としです。

M.MOWBRAY ステインリムーバー

真ん中 60ml ¥660(税込)
向かって左 300ml ¥2,200(税込)
向かって右 500ml ¥3,300(税込)

ステインリムーバーは、軟水ベースのソフトな液体クリーナーです。

 

靴磨きといえば「クリームをたっぷり塗って、革に栄養を与えてピカピカに」とイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

しかし、ここが落とし穴です。

クリームを塗っているだけの革靴は、良い状態とはいえません。

塗り重なったクリームは、新たに塗るクリームの革への浸透を邪魔してしまいます。

また、クリームを塗り重ね続けた革は、光沢も出にくくなります。

 

ステインリムーバーで汚れと古いクリームを落とすのは、新たに塗るクリームの力を十分に発揮させるため。

ぜひ覚えておいていただきたいポイントです。

 

 

ステインリムーバーの相棒

ステインリムーバーは液体タイプのクリーナーですので、一度布に取ってから使います。

M.MOWBRAY リムーバークロス ¥440(税込)

ステインリムーバーの相棒となる専用クロス(布)です。

綿100%で吸水性が高く、少し目が粗いことが特徴。

ステインリムーバーと組み合わせたときに、汚れや古いクリームをキャッチしやすい作りです。

 

 

いざ実践

今回はこちらの靴の汚れを落とします。

ステインリムーバーを使う必要がないくらい綺麗に見えますが、古いクリームのリセットは必須です。

 

それでは実践です。

まず指にリムーバークロスを巻きます。

続いて、指先の第一関節あたりまで湿る程度にステインリムーバーを取ります。

 

靴を拭きます。

ここが失敗しやすいところですので、ポイントを押さえていきましょう。

「汚れ落とし」だからと、力を入れて革靴を擦ってはいけません。

濡れた状態の革を強く擦ってしまうと、色や仕上げを落としてしまう心配があります。

布に含ませたステインリムーバーで、汚れを優しく拭き取る。

これがステインリムーバーの正しい使い方です。

古いクリーム以外にも、意外と汚れは付着していたようです。(黒っぽい部分)

綺麗に見えていても、足元を支える革靴は汚れが溜まりやすいことがわかります。

この流れで、片足4分の1ほどの面積の汚れが落とせます。

拭き取る場所を変えながら、片足あたり3〜4回繰り返してください。

 

これで、汚れ落としは完了です。

次は「2. 保革」の工程に進みますが、今回はここまで。

次回のブログに続きます。

 

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