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靴を作る 第三話

こんにちは。シューケアマイスター靴磨き工房 三越銀座店 七海です。

本日は、私の靴作りその後を前回までは、こちら↓

 

裁断、縫い作業完了

本日は、中底の作製へ

二子玉川店の投稿にもございますが↓

革靴の生命線を守る

 

中底は、履き込んでいくことで自分の足型に育てていく(育っていく)

靴の肝になる重要なパーツです。

 

中底の革を木型より少し大きめにカット

革にしっかり水を含ませるため、しばらく水に浸けます。

靴は水に弱いイメージですが、作る際は、かなり水を使用します。

水につけた革の銀面(表面)をガラスで削ぎます。

この革の銀面を削ぐ工程は、とても重要で

靴を何十年ももたせるためにおこないます。

銀面を削ぐことで、ひび割れを防いでくれるのです。

 

ワニと呼ばれる靴作りには、欠かせない道具を使用し

木型に中底を釣りこんでいきます。

このまま数日放置、

革が乾く間にしっかり木型の形に。

タックスプーラー(釘を立ち上げたり、抜いたりする道具)を使用し釘を抜いていきます。

 

ナイフを使用し木型にあわせてカットしていきます。

ここから溝堀作業に入るのですが、

靴ウエスト(ふまず辺り)部分のデザインによって、溝の作りが変わります。

こちらの画像わかりずらいかもしれませんが、印象として、

●上の画像は、ウエスト見た目が少々ぽってり

スクウェアウェルト

●下の画像の方がシャープな見た目

ベベルドウエスト

ウエストのコバ部分縫い目が見えない作りです。

 

今回は、下の画像ベベルドウエストで進めていきます。

中底にラインを引き

 

次回、中底に溝を掘っていきます。

 

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シューケアマイスター靴磨き工房 三越銀座店

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