革靴の生命線を守る
二子玉川店 2020年11月03日
シューケアマイスター部二子玉川店の寺田です。
革靴の生命線は「中底」です。
中底とは靴の内部で足の裏が触れるパーツのこと。
中底の素材が厚みのある革の場合、履き込むことで足裏の形状に馴染みます。これが革靴の履きやすさにつながるのです。
中底の特徴
中底は靴の構造によっては交換もできますが、中敷き(インソール)と違って基本的に修理交換の対応が難しい部分。
交換できたとしても、その前後で履き心地の変化が生じやすいのです。
それゆえ中底は同じものを、良いコンディションで使い続けたいところ。
中底の手入れ方法
中底を長持ちさせるため、私が実践しているお手入れ方法をご紹介します。
10~15回ほどの着用を目安に、固めに絞ったタオルで中底を水拭きします。
5分間乾かし、M.MOWBRAY PRESTIGIO・リッチデリケートクリーム(税込¥1,650)を指で塗り込みます。
塗る量の目安は片足あたり米粒4粒ほど。
その後、約2日間乾燥させれば完了です。
靴の内部を覗いてみて、中底が革の場合はこの方法をお試しください。
中底の持ちはグッと良くなります。
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