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クリームをたくさん塗れば、靴は光るのか?

こんにちは。大阪工房のしおりです。

 

当工房では紳士靴売場で靴を購入されたお客様を対象に、プレメンテナンスサービスを行っております。

プレメンテナンスとは、履き下ろすときに備えて、革を保湿してコンディションを整えることです。

その際、靴の素材に適した今後のメンテナンス方法についても、ご案内しています。

 

お客様の目の前でプレメンテナンスを行っていると、日頃の靴磨きでお客様が抱いている疑問をお聞きすることがあります。

そんななかで、週に1回はお聞きするのが「クリームをいくら塗っても靴が光らない…どうして?」です。

 

確かに靴用のクリームは、塗った分だけ、どんどん光る気がします。

では、実際はどうなのでしょうか?

 

 

クリームを塗る量を変えて実験

こちらの靴に乳化性クリームを塗り、光沢の出方にどのくらい差が出るかを検証します。

※乳化性クリーム…水分・油分・蝋分を主成分とした、皮革製品用のクリーム。

定期的に塗ることで、革に潤いと柔軟性を与える。また、蝋分によって革に光沢を与えることもできる。

 

画像の向かって左側(右足)の靴には、米粒2~3粒程度のクリームを塗ります。

(革靴に効率よくクリームを染み込ませるため、クリーム塗布には専用ブラシのペネトレィトブラシを使いました)

 

向かって右側(左足)の靴には、米粒8~9粒程度のクリームを塗ります。

それぞれにクリームを塗ったあとは、靴全体に馴染ませるために豚毛のブラシをかけます

 

 

クリームを塗る量の正解は?

クリームを塗る量以外は全て同じ工程を取りましたが、左右の光沢には大きな差が出ました。

米粒2~3粒程度のクリームを塗った靴(向かって左)は、綺麗に光っています。

一方、米粒8~9粒程度のクリームを塗った靴(向かって右)は、塗る前よりも曇ってしまいました。

塗りすぎたクリームが革の上に残り、べたついてしまったからです。

 

クリームの適量は米粒2~3粒程度。

靴用のクリームは、たくさん塗れば塗るほど光るわけではないことを、ご理解いただけたかと思います。

 

靴を磨いているけれど光沢が出ないという方は、クリームの量を今より減らしてみると良い結果につながるかもしれません。

 

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ルクアイーレ大阪8F イセタンメンズスタイル内

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