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Meister interview vol.6 〜 革靴ジャーナリスト 楠美皓平さん 〜

革靴、皮革製品や靴磨きなど、足元のお仕事に携わっている方はもちろん、
ファッションや皮革に精通しているプロフェッショナルな方々を、
M.MOWBRAY シューケアマイスターがインタビューし、ご紹介する企画です。

日々店頭でお客様と靴に関するやりとりをしていると、
改めて、革靴愛の強い方がたくさん居てくださるんだなと感じます。

これまでのインタビューでも、
革靴に対しての愛や情熱を持っている方にたくさんご協力いただきました。

 

今回は、そんな革靴を愛する方々の中から、
革靴ジャーナリストとしてブログやYouTubeで発信をしている楠美皓平さんにお話を伺いました。

 

 


Q(マイスター 以下:マ).現在のお仕事をすることになった経緯、また、その内容について教えてください。

楠美さん

靴磨きにハマり、革靴や靴磨きについて発信し続けた結果、それが仕事になっていました。
靴磨きの楽しさや革靴の価値を多くの方に知っていただきたいという想いで、ブログやYouTubeを通じて活動をしています。

ブログを続けることになった経緯は、
個人的な比較検討のため、靴のかかと修理の価格を何気なくブログに投稿した結果、
その記事のアクセスが増えことでその需要に気づいたことでした。

自分自身も革靴について興味があった当時、
調べたことを投稿するようになり、それが今の活動につながりました。

マイスター

ご自身の調べていた情報、靴磨きの楽しさから今の仕事に繋がっているというのは、
靴を取り扱う職人である我々としても、とても嬉しいことです。

” 革靴ジャーナリスト “というと、かなり新しく、そして珍しい仕事の形だと思います。
楠美さんは、この仕事のどんな部分に魅力ややりがいを感じていますか?

楠美さん

一番の魅力は人の話を聞けたり、考え方に触れられることです。

メーカーさんや職人さんなど、
革靴に関わるお仕事に従事されている方のお話を聞けることに、この仕事の魅力を感じています。

また、それを僕なりに解釈して世の中に発信した結果、
わずかでも人の役に立ったり、ためになったと感じていただけたら、それが何よりのやりがいです。
革靴は趣味でもあるので、様々な靴に出会えるこの活動はとても楽しいですね。

マイスター

作り手や企画の裏側などを目にして深掘りをしていくことができるというのは、
革靴が好きな方にとってはとても魅力的ですね。

ブログやYouTubeの投稿と聞くと、ご時世もありご自宅で過ごすことが多いと思います。
現在のマイブーム、お休みの日やご自宅での過ごし方などを教えていただきたいです。

楠美さん

休日という休日は設けていませんが、
仕事をしない日はゆっくり起きて、ダラダラ家事をして、何も考えずに映画を観ています。

マイブームは野菜をミキサーにかけてスムージーを作ることですね。

 

 

楠美さんが実際に作ったスムージー

 

 

Q(). 革靴ジャーナリストとして数々の靴を目にしてきた楠美さん、思い入れのある一足を教えてください。

楠美さん

Edward Green Chelsea です。
ずっと憧れていた靴だったので、独立後、自分で得た収入で購入したこともあり、
非常に思い入れがあり、ここぞというときに履く一足ですね。

 

 

楠美さんが所有しているEdward Green Chelsea。

美しいスワンネック、丸みのあるトゥ、細かなピッチの出し縫い(※1)。

フォーマルな場からパーティシーンまで。
どんな場面でも履くことのできる革靴の王道である内羽根ストレートチップだからこそ、
細部へのこだわりや巧みな技を愉しむことができる。

 

 

マイスター

楠美さんが実際にブログでも解説していた一足ですね。
詳細な解説や、靴との出会いに関するエピソードを聞いていると、
より一層靴の魅力を感じ、履いてみたくなりますね。
(楠美さんの記事リンクは こちら 。)

大切な一足を長く履くためには、
楠美さんが普段ブログやYouTubeで解説している通り、ケアが欠かせないと思います。
実際に楠美さんがお持ちのM.MOWBRAYのアイテムの中で、特にお気に入りのものなどはありますか?

楠美さん

3つほど、特に気に入って使わせていただいているアイテムがあります。

1つ目が、M.MOWBRAY プレステージ リッチデリケートクリーム。

プレメンテナンスの際や、靴の内側に塗るクリームとして、香りも良く非常に頻繁に使っています。
僕が初めて1瓶使い切ったクリームでもあります。

2つ目が、M.MOWBRAY プレステージ ビーズエイジングオイル。

これは、最近購入して使いはじめました。
オイル系のクリームが好きということもありますが、
革にしっとりと栄養が馴染むような感じが非常に好みです。

3つ目が、M.MOWBRAY ワックスクリーナー。

ハイシャイン(=鏡面磨き)に使用したワックスを落とすために使っていて、
ワックスの落ちもわかりやすく、すごく画期的で、もっと早く出会いたかった商品ですね。

マイスター

そんなにたくさん使っていただけているんですね。
どれも楠美さんのようにお手入れに慣れている方から、初心者の方まで、
幅広い靴磨きファンの方々に愛用していただいているアイテムだと思います。

最後に、楠美さんなりの靴磨きのマイブームのようなものがあれば教えてください。

楠美さん

あまり共感を得られないのですが、
ツヤを出さず革を柔らかくすることを重視した靴のお手入れにハマっています。
履きジワの表情を柔らかく保つことに喜びを覚えますね。

マイスター

数多の靴、靴作りの現場を見てきた楠美さんだからこそ辿り着いた、
革という素材を楽しむための境地なのかもしれませんね。

今回はお忙しい中、ご協力ありがとうございました。

楠美さんが実際に磨いた一足。

靴全体を自然な光沢感に仕上げることで、
履きジワやアッパー(甲革)の発色の良さなど、素材の持ち味を存分に楽しむことができる。

※1  出し縫い
グッドイヤーウェルト製法において、ウェルトとソール部分を縫い合わせる作業のこと。
作業だけでなく、縫い糸を指す場合もある。


インタビュー内容は以上となります。
楠美さん、ご協力ありがとうございました。

様々な靴やそれに関わる人、シューケアに関するアイテムを
目で見て追ってきたから楠美さんだからこそ、
素材の履きジワや持ち味を楽しんだりすることに意識が向くという点。
この部分は個人的にとても共感を持ちました。

そんな楠美さんの様々な靴やシューケアに関する記事、動画は、下記よりご覧いただけます。
記事を見てもっと革靴に関する様々な情報が知りたいと感じた方は、こちらもぜひご覧ください。

次回の記事もお楽しみに。

みんくすのぐーぶろ。https://kusumin.com
革靴ジャーナル. [Leather Shoe Journal.]https://www.youtube.com/c/LeatherShoeJournal


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