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Meister interview vol.18 〜 BEAMS F 芹沢良輔バイヤー 〜

革靴、皮革製品や靴磨き、ファッションなどに精通している
プロフェッショナルな方々を、M.MOWBRAYのシューケアマイスターがインタビュー。
お仕事の内容、こだわりや人となりについてご紹介していく企画です。


今回は誰もが知るセレクトショップ「BEAMS(ビームス)」の
ドレスレーベル「BEAMS F(ビームス エフ)」でバイヤーを務めている芹沢良輔さんにお話を伺いました。

バイヤー 芹沢良輔さん 20代

大手セレクトショップ「BEAMS」の中でも、
スーツ、革靴をはじめとするドレスアイテムを専門に扱うレーベル「BEAMS F」で
商品のバイイング、オリジナルアイテムの企画や修正を担当している。


|ドレスレーベルのバイイングをすることになったきっかけ

元々はBEAMS内でもカジュアルの部署で、アルバイトとして働いていました。
しかし、新卒で入社したタイミングで、雰囲気の違うドレスの部署に配属となりまして。

これまでとは異なる分野のアイテムを取り扱うということもあり、
入社後の3年間は店舗の販売員として、接客はもちろん洋服に関する知識を学びました。

4年目になるタイミングで内勤へ異動し、現職(=バイヤー)に至ります。


|入社当初からドレスアイテムを扱うための適性があったのでしょうか

なぜ現職(=バイヤー)に就けたか、正直未だにはっきりとは分からないです。

個人的にはドレスへの適性というより、
先輩社員に比べてすくないながら、当時の自分にできた仕事、
任された仕事をきっちりとこなしたことや、販売に注力したことが大切だったんじゃないかなぁと思います。

 

|バイヤーという仕事を通し、やりがいを感じる瞬間

あらゆるブランドからアイテムをピックアップしたり、
0からモノを作り上げられることは楽しいですし、やりがいも非常に感じます。

そしてその、自分たちが仕込んだ商品が形になり、世に出て、お客様の手に渡る。
お客様だけでなく、「BEAMS」スタッフを含め、
セレクトした、手掛けた商品を着用して頂いている瞬間を見かけると大変嬉しく思います。

 

|過去にセレクトしたアイテムの中で、印象深いものを教えてください。

なかなか迷ってしまいますが、
個人的に思い入れがあるのは「DRAKE’S」のアーカイブのネクタイです。

初めての出張でロンドンへ行った際に企画をしたもので、
80~90年代、実際に「DRAKE’S」から販売されていたネクタイに関する、
膨大なアーカイブ資料の中から柄をピックアップしました。

資料自体は門外不出ということもあり、現地のみでしか仕込みができません。


織ネーム(※)をこの企画のため特別に作成したこともあり、
今考えても、当然いい意味で贅沢な仕様のアイテムだったと感じます。

※織ネーム:生地にブランド名を糸で織り込んだもの。


|セレクトを続ける中で、普段こだわっていることはありますか?

身の回りのいろいろなコト、さまざまなモノに興味を持つようにしています。

今の時世、一見関係ないようなモノやコトからも、洋服のニーズの変化があったりするので、
なるべく多方面から情報を集めるよう心掛けていますね。

 

|芹沢さんご自身が身につけるもので、
足元やファッションのこだわりを教えてください。

自分自身、身長が低いのでジャケットの着丈、
パンツの股下など、丈感に気を付けながら洋服を着るようにしています。

シューズに関しては、パンツの太さやシルエットに合わせ、
全体で見てアンバランスにならないようなことも考えながら選んでいます。

 

|特にお気に入り、思い出深い一足はありますか

J.M.WESTON シグネチャーローファー

フランスの紳士靴ブランド「J.M.WESTON」のシグネチャーローファーです。
学生時代、旅行で初めて訪れたパリのシャンゼリゼ通りにある本店で購入しました。

当時の自分が若かったこともあり、
正直まともに取り合ってもらえないかと思っていましたが、
実際はスタッフの方が丁寧にフィッティングしてくださりました。

その対応自体が非常に印象深く、
初めてちゃんとしたレザーシューズを手にしたということも相まって、

思い出の一足になっています。

 

|最後に、今後履いていきたい靴を教えていただきたいです。

昨今カジュアル化の流れもあり、
先ほどのローファーをはじめとするスリッポンの需要も高まってきていますが、
21年秋冬に「BEAMS F」で展開予定の「Lloyd Footwear」のクレッターシューズが、
個人的に気になっています。

元は岩を登るための登山靴ですが、
自身を含む20代にとっては新鮮なジャンルの靴でもあります。
ドレスアイテムとのバランスも考えながら、

現代的なスタイリングにうまく落とし込んでいきたいと考えています。

また、カジュアル化が進む昨今だからこそ、
スーツスタイルには、紐の通ったレースアップシューズをしっかりと合わせたいですね。

イタリアの老舗紳士靴ブランド、「Enzo Bonafe」からも展開予定です。

 



時代やカジュアル化の流れを取り込みながら、
ドレスの装いを愉しめるよう、さまざまな仕掛けを行っている芹沢さん。

ドレスシューズだけでなく、
登山靴であるクレッターシューズをスタイルに落とし込もうとする
視野の広さ、そこから生み出される斬新な提案の切り口が印象的でした。

今回の記事でドレスの装いに魅力を感じたという方は、「BEAMS F」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

また、スーツや革靴など、大切な一着、一足を長く身につけたいという方は、
今年 2021年4月にOPENした「BEAMS」の修理専門店舗、
「ビームス工房」の情報も下記よりぜひチェックしてみてください。

「BEAMS F」「ビームス工房」
どちらも近くの店舗なので、はしごしながらゆったり回るのも楽しそうですよ。

次回の記事もお楽しみに。



BEAMS F(ビームス エフ)

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-25-14 1F・2F

営業時間:11:00 – 20:00
定休日:不定休
電話番号 : 03-3470-3946

・ホームページ:https://www.beams.co.jp/
・BEAMS F Instagram:@beams_f
・芹沢さん Instagram:@serizawa_ryosuke


ビームス工房

〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-25-15
神宮前テラス 2F

営業時間:11:00 – 20:00
定休日:不定休
電話番号 : 080-9703-9379

・ビームス工房 Instagram: @beams_koubou


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