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時間がない年末年始でも、これだけはやっておきたい靴のお手入れ

こんにちは。

シューケアマイスター工房京都店のサオオです。

2023年も残りわずか。

お正月休みで長期連休の方も多いのではないでしょうか。

 

履かないからこそ

ON/OFFで靴を分けている場合、長期休暇中は仕事用の靴も着用せず保管することになると思います。

この期間は、靴を休ませつつ、お手入れを行う良いタイミングです。

しかし、本来は一からお手入れ(靴磨き)をすることが望ましいですが、年末年始は慌ただしく、まとまった時間を取ることは難しいかもしれません。

かといって、着用したあと何もせずに放置することは、靴のコンデション悪化を招く可能性もあり避けたいところ。

そこで今回は、時間がなくても最低限これはやっておきたい、簡単にできる靴のお手入れをご紹介します。

 

必要なことは大きく3つ

最低限やっておきたいお手入れとは、

①ホコリや大きな汚れの除去

②靴の中の環境を整える

③形状の維持

の3点。

 

①ホコリや大きな汚れの除去

靴は地面に近いところで使用するため、1日着用すればホコリをはじめとした多くの汚れが付着します。

これをそのまま長期間放置すると、革靴の場合であればホコリが革から油分を吸収し、乾燥や退色の原因に繋がります。

そのため、それらの除去が必要ですが、その方法は主に「馬毛ブラシ」を使って行います。

 

ホコリ落とし用のブラシは、このような馬の尻尾を使ったものが一般的。

なお、スエードやヌバックといった起毛皮革には、真ちゅうブラシをはじめとした特殊なブラシが適しています。

詳しくはこちらをご覧ください。

スエードケアの基本&最低限持っておきたい3点セット。

 

こちらを使用してホコリの除去を行います。

こうすることで、先ほど触れた靴に起こりうるリスクの軽減に繋がります。

 

②靴の中の環境を整える

①では主に靴の表面のことについて述べましたが、次は靴の中のお話。

靴の中は、着用している自分自身が想像するより環境悪化が進んでいることが珍しくありません。

主に嫌な臭いやカビといった、ネガティブな物事が起こりがちです。

その原因の多くは「靴の中の汚れと湿気」。

 

まず「汚れ」についてですが、靴を履くとき多くの方が靴下やストッキングといったものを身に着けていると思います。

それらに付着したホコリや髪の毛といった異物、または靴下の繊維などが靴内部、特につま先や踵部分に堆積します。

そして「湿気」ですが、人間の足は1日コップ一杯分の汗をかくと言われています。

すると靴の中は高温多湿の環境になってしまいます。

この「靴の中の汚れ」が「湿気」を吸った状態で残ることで、靴の中の環境悪化が進みやすくなってしまいます。

これら「靴の中の汚れと湿気」を改善、または悪化させないための対策が必要となりますが、自宅で簡単に対処できる方法があります。

 

まずは靴の中の汚れの除去。

方法は靴の中を布などで拭き取るといったシンプルなもの。

ここでは、カビ除去の効果もあるM.MOWBRAYのモールドクリーナーシートを使用します。

 

靴のつま先や踵部分にホコリや汚れは溜まりやすいので、意識して拭き取りを行います。

 

続いて湿気の除去ですが、簡単でポピュラーな方法として除湿/乾燥剤の使用があげられます。

特にこちらのM.MOWBRAY プレステージのヒノキドライのような、天然素材由来のものは繰り返し使えるものが多く、コストパフォーマンスの面でもおすすめです。

 

使い方は簡単。

靴の中に入れておくだけです。

 

③形状の維持

そして最後に「形状の維持」。

靴は着用することで形の変化が起きます。

そして着用していない間も含め、何も手を打たなければ形の変化は改善することはありません。

この変化は足に馴染むというポジティブな捉え方もできますが、それ以上に型崩れや劣化を促進するというネガティブな結果を招くことが多いです。

そこで靴の型崩れや劣化をできる限り防ぐ、遅らせるために「形状の維持」が必要となります。

 

方法としてあげられることは、このようなシュートリー/シューキーパーを使用することです。

シュートリー/シューキーパーを靴の中に入れて、形を靴本来のものに戻します。

 

使い方は靴の中にシュートリー/シューキーパーを差し込むだけ。

使用するしないで、写真の靴のように大きく形が変わります。

このまま、次回着用時まで保管します。

なお、シュートリー/シューキーパーは靴の形にあったものを使用しなければ、大きな効果を得ることができません。

京都工房では靴があれば、そちらにあったものをご提案することができるのでご相談ください。

 ※在庫状況により、ご用意が難しいこともございます。

 

なお、数が月以上着用せず長期保管となる場合、下駄箱や靴箱に収納したままにせず、たまに写真のように外気に触れさせて空気の入れ替えを行うことをおすすめします。

 

年明けを気持ちよく迎えるために、

①ホコリや大きな汚れの除去

②靴の中の環境を整える

③形状の維持

できればこれらのことはやっておきたいものです。

もし今回ご紹介したこと、またそれ以外のことでもお気軽にご相談いただければと思います。

 

なお、京都工房は年末年始にかけて営業時間等が下記のとおりとなります。

【年末年始の営業時間】

12月31日(日)は午後6時までの営業。

1月1日(月・祝)は店舗休業日。

新年は1月2日(火)午前10時から初売出し。

本年もシューケアマイスター工房京都店をご愛顧いただきありがとうございました。

2024年もよろしくお願いいたします。

 

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シューケアマイスター靴磨き工房 京都店

所在地:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町ジェイアール京都伊勢丹 6F 紳士靴売場

電話番号:075-342-5693(紳士靴売場直通番号)

 

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