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[ハイシャイン備忘録]ワックスの特徴をおさらい

こんにちは。銀座工房のアリノです。

この度初めて筆を執らせていただきます。

 

暑さに身も心も削られながら、鏡面磨きの毎日です。

 

7月の酷暑は地球規模で約12万年ぶりという凄まじさ。大宇宙の神秘よりも、今はエアコンの冷風を感じたい。好きなアイスはチョコモナカジャンボです。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

9月の1st Round(大阪)がもうそこまで迫ってきている靴磨き選手権2023。私も10月の東京予選に向けて準備しております。

 

さて、今回は私が靴磨き選手権2023に出場するにあたって使用するワックスたちの特徴などをざっくりまとめてみようと思います。

 

 

鏡面磨きの主役、ワックス

鏡面磨き(ハイシャイン)をするにあたって使用するワックスには主に2つの能力が求められます。

 

・毛穴を埋める「目止めの力」

 

・表面を平滑に仕上げる「研磨力」

 

大まかにこの2つのバランスで製品特徴が成り立っているのを感じます。

どちらかに寄っているもの、バランスタイプ、極端に特化したものなどがあるわけです。

 

 

M.MOWBRAYのワックスたち

銀座工房で販売しているワックスは現在5種類あります。各評価は個人的な体感です。

 

・ハイシャインワックス

目止め★★★★☆

研磨力★★☆☆☆

粒子が大きくしっかり毛穴を埋めてくれます。表面を研ぐのはちょっとコツがいります。発色が非常に優れているのがお気に入りポイント。

 

 

 

・トラディショナルワックス

目止め★★☆☆☆

研磨力★★★★☆

こちらはきめ細かいイメージで表面をツルっと仕上げてくれます。ベースを作るのは少し時間が必要。

 

 

 

・グラサージュワックス

目止め★★★★☆

研磨力★★★★☆

目止めと研磨力のハイブリッド。新品の状態だとトラディショナルに近いテクスチャですが、少し乾燥させてあげると真価を発揮します。

 

 

 

・ハイシャインプライマー

目止め★★★★★

研磨力☆☆☆☆☆

土台作りに完全特化したアイテム。鏡面磨きはベースが命。私の磨きにも欠かせません。

 

 

 

・ミラーフィニッシャー

目止め☆☆☆☆☆

研磨力★★★★★

最近リリースされた新アイテム。科学的観点からいかに透明度が高く平滑な鏡面に仕上げられるかという点にフォーカスしたものです。サンプルの段階から触らせていただいてましたが目からウロコでした。

 

 

鏡面磨き(ハイシャイン)の楽しみ

ひとつのワックスで仕上げてもよいですし、組み合わせることで長所を生かし欠点を補うという使い方もできます。この組み合わせに正解が無いのが本当に楽しいところです。

 

目止めが得意なハイシャインワックス+仕上がりの輝きに定評があるグラサージュワックスの組み合わせなどが例ですね。

 

こだわりだすと様々な発見があり興味は尽きません。工房にお越しの際はぜひご相談お待ちしております。

 

 

しつこいようですが当評価は私見です。皆様も良いハイシャインライフを。

 

 

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シューケアマイスター靴磨き工房 三越銀座店

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