茶靴のクリーム選びにお困りの方へ

こんにちは。京都工房の西澤です。

さて今回は靴クリームの色選びについて。

特に茶色の靴を磨く際のクリームの色選びにお困りの方が多いように感じます。

「ワントーン明るい色のクリーム？」「少し濃い目のクリーム？」「同じ色のクリーム？」

茶色の靴を磨いたことのある方なら一度は悩んだはず！

そこで今回は一例ではありますが、同じ茶色の靴を

「明るい」クリームと「濃い」クリームを片足ずつに塗り、靴の色がどうなるのか検証してみます。

靴と同じ色のクリームは省かせていただきます。

NO.１ワントーン明るいクリーム

まずは元の色に比べてワントーン明るいクリームを塗ってみます。

使用するクリームはM.MOWBRAY PRESTIGIOのクリームナチュラーレのライトブラウン。

靴の色に比べワントーン明るい色味です。

仕上げてみるとこのような仕上がりに。

油分が入ることで多少色味は濃くなりましたが、パッと見た感じでは、元の色と

大きく変わることもなく、本来の色を尊重した仕上がりです。おおむね予想通りでしょうか。

NO.２ワントーン濃いクリーム

使用するクリームはM.MOWBRAYシュークリームジャーのレッドマホガニー。

色も靴より濃く、少し赤みも混じったクリームです。

結果はこのような仕上がりに。

黄色の色が強かったお手入れ前に比べると茶色成分が強くなりました。

ただ違和感はなく、これはこれでアリと感じます。

では両足並べて比較します。

こうして並べてみると全然違いますね。ただどちらも違和感はなく、これはこれで良いと思います。

個人的にはシュークリームジャーのレッドマホガニーを入れた方が味が出てかっこいいなと思いました。皆さんはどちらがお好みでしょうか？

クリーム選びの正解は？

正解はありません。

茶色の靴に塗るクリーム選びは、どのように育てていきたいかで変わってきます。

オリジナルの色が好きな方はワントーン明るいクリーム、もしくはオリジナルとぴったり同じのクリーム。

深みを増したい方は濃い色のクリーム。赤みを増したい方は赤みの強いクリーム。

例えばM.MOWBRAYのシュークリームジャーは80色を超えるカラー展開があります。

その中から自分好みの色を選ぶ。仕上がりは十人十色。

靴磨きはワクワクする気持ちが大切です。ぜひ多少の色の違いを恐れず、自分の好みを探してみましょう。

今回のブログが靴クリーム選びの参考になればと思います。

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