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ゴアテックスシューズは防水だからシューケアは必要ないの?【前編】

こんにちは。横浜工房の眞山です。

引っ越しをしてから移動手段が自転車になることが増えました。

雨が降ると、徒歩の場合は傘を差していましたが、自転車の場合だと傘は危険なのでカッパを使用します。

ここで今まで感じなかった困難に直面することになりました。

「顔面がビショビショになる!」

フード付きのカッパなので髪の毛はほとんど濡れませんが、顔はどうにもなりません。

ふと、私の脳裏によぎったのは「マダムたちが夏の強い日差しを避けるために使用している、サンバイザー型のツバが顔まで下げられるやつ」。

今の私はまだそれを使用するレベルに達していないため、今回はツバが付いている帽子を購入することにしました。

そして購入した帽子は“GORE-TEX(ゴアテックス)”素材なので雨の日も安心です。

防水シューズや防水ウェアをお店で探していると、店員さんからGORE-TEX商品をオススメされた経験はありませんか?

なんとなくGORE-TEXというワードを耳にしたことがあっても、そもそも何なのか分からない方のために、今回はGORE-TEXについて解説します。

 

 

 

「GORE-TEX」と書かれた四角い黒いタグ

ゴアテックス商品には必ず付いているこの四角い黒いタグは、厳しいテストをクリアした証しです。

品質基準テストの一例をあげると

・靴を水に浸した状態で屈曲を繰り返し、歩行動作による水の侵入が無いかを確認。

・靴の中に水を入れて高速回転させ、水漏れが無いかを確認。

・靴内部に体温程度に温めたお湯を入れ、履き口を密閉して放置。水蒸気として靴の外に放出されていることを確認。

 

さらに注目してほしいのが、タグの上の方に書いてある「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY」という文字です。

「あなたをドライに保ち、快適に着用することを約束します」という意味です。

このタグを見ただけですごい品質だということ分かります。

 

 

 

 

GORE-TEXって何?

GORE-TEXとは「ブーツ」や「サンダル」などのアイテム名ではなく、素材のことを指します。

ゴアテックスとは“GORE-TEXメンブレン”と呼ばれる超薄型フィルムのことです。

このGORE-TEXメンブレンは拡大していくと網目状になっていますが、その網の穴のサイズが最大のポイントです。

厚さ0.001インチ、空孔率82%、最大孔径0.2μ(マイクロ)の網目状の極めて薄い膜(まく)です。

このフィルム孔(穴)径0.2μという値は、水滴の5,000〜20,000分の1にあたり、よほど高い水圧をかけない限り、水滴はGORE-TEXメンブレンのに侵入できないことを意味します。

また同時にこのGORE-TEXメンブレンの孔径は蒸気の分子の700倍の大きさを有するため、蒸気の分子はこのフィルムを自由に通過できます。

難しい言葉が続きましたが、例えるならザルに砂を入れてみます。小石は網目から流れませんが、砂は網目を抜けて流れていきます。

水滴と蒸気では粒子の大きさが違うので、“水は侵入させず、汗の水蒸気は通す”という穴のサイズになっています。



 

 

GORE-TEXには色々な種類がある

先程も説明した通りGORE-TEXとは、GORE-TEXメンブレンというフィルムになります。そのフィルムに生地を貼り合わせていきます。この組み合わせによって、いくつもの生地の種類を作ることができます。

GORE-TEXを使用したウェアは大きく分けて3つのクラスがあります。

①3層タイプ  

【表生地+GORE-TEXメンブレン+裏生地】

GORE-TEXメンブレンの両側に生地を貼ったもの。

用途や製品によって異なるが非常に丈夫で、裏生地があるので肌触りが良い。

 

②2層タイプ

【表生地+GORE-TEXメンブレン】

GORE-TEXメンブレンに表生地を貼ったもので、裏地は貼り合わせず独立している。

3層よりも1枚生地(裏地)が少ないために柔らかく、動きやすく透湿性を重視したもの。

 

③2層タイプ+コーティング

【表生地+GORE-TEXメンブレン+コーティング】

GORE-TEXメンブレンに表生地を貼り、裏地をつけず、裏面にコーティングを施したもの。
軽量でコンパクトに折りたためる携行性もあり、透湿性が高い。

 

 

 

 

長くなってしまったので続きは明日の後編で。

後編は…

・「耐水」と「撥水」と「防水」の違い

・透湿の重要性

GORE-TEX採用の靴のメリット

・GORE-TEX採用の靴のメンテナンス

を解説します。

 

 

▽こちらからどうぞ▽

【ゴアテックスシューズは防水だからシューケアは必要ないの?後編】

 

 

 

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