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光らない鏡面磨き 2つの原因 〜 ベース作り編 〜

こんにちは、横浜工房の小坂です。

秋の夜長の靴磨き、皆さん、はかどっていますか?

 

横浜工房の店頭では定期的に

「鏡面磨き(=ハイシャイン)を試してみたけれど、あまりうまくいかない」

というお声をいただきます。

 

そこで、今回から2回に分けて、「光らない鏡面磨き」の原因について解説いたします!

今回は前編として、ワックスを重ねていく上で欠かせない “ベース作り” についてです。

 

 

原因その1 古いワックス

 

 

「何度も光らせた靴なのに、最近光らなくなってしまった」

「買ったときは光っていたのに、自分でやると上手くいかない」

 

そんな時は重ねていた、古いワックスが残っているかもしれません。

 

・新しく乗せるワックスと古いワックスとの段差で凸凹が均一に埋まらない

・古い成分に邪魔されてうまく毛穴が埋まらない

・古いワックスがツヤの下に埋もれて、光っても綺麗に仕上がらない

 

これらの要因から、

鏡面仕上げをしてからある程度の時間が経ったら、クリーナーでしっかりとリセットすることが必要です。

 

 

M.MOWBRAY ワックスクリーナー ¥1,200+税

鏡面磨きに使用するワックス専用のクリーナー。

M.MOWBRAYユーザーではお馴染みのステインリムーバー 等と同様の液体仕様なので、

重ねたワックスをサッと拭くだけで、溶かし落とすことができます。

 

原因その2 下地の定着

 

 

ワックスを重ねて層にし、毛穴を埋めることで光らせる鏡面磨き。

下地(ベース)が出来ていないと、当然その上にワックスを重ねるのが難しくなります。

 

下地層が乾燥、定着していないと、

上に層を積み上げても下地ごと動いて上手く仕上がらない場合も多いです。

 

最初にワックスを指、または布で塗る際は、

 

・片足に固執せず、両足で交互にワックスを重ねて時間を置いて定着させる。

・息を吹きかけることで、ワックスを乾燥→定着させる。

 

などすることで、しっかりとした下地の上に層を重ねやすくなります。

 

 

M.MOWBRAY ハイシャインプライマー ¥2.500+税

M.MOWBRAYが誇る、新たなハイシャイン専用のアイテム。

100以上のサンプルを経て開発されたプライマーは、

革の面への吸着が早く今までのワックスよりも早く、丈夫な鏡面を作りやすいです。

 

また、ワックス内の溶剤や油分等の成分が表面の革に染み込み、

革の面が痛むのを防ぐという役割もあるので、大切な靴を長く履く上でも1つあると心強い商品です。

 

【ハイシャインプライマー特集①】注目の「ハイシャインプライマー」とは

 

鏡面磨きをうまく仕上げる中でも心強い相棒になるハイシャインプライマーについては、

こちらの記事でも開発の経緯、使用感や使用方法について解説がありますので、合わせてご覧くださいませ!

 

後編はこちらからご覧いただけます。

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