新しい革靴を購入したら、チェックしたいフィッティングのポイント
日本橋店 2021年01月14日
皆さまこんにちは
シューケアマイスター靴磨き工房 三越日本橋本店 タカギです。
お正月に新しく靴をご購入された方、お履き心地はいかがでしょうか?
新しい靴は革もまだ馴染んでない状態ですので、
少し違和感を感じる方もいらっしゃると思います。
今日はその対処方やまたこれから靴をご購入される方へ
フィッティングのアドバイスをさせて頂けたらと思います。
例として一般のビジネスシューズ<靴の底はレザーソール>でご説明して参ります。
まずはこのような症状でお悩みになられてる方へ
・くるぶしが当たる
・つま先が当たる
・幅がきつい
・甲がゆるい
・ソールが硬い
【くるぶし】
新し靴の履き口は靴を作る時の木型が長い時間収まっていたので狭い状態です。
履いていくと馴染んでくるので少し時間はかかりますが、それでも痛かったり、違和感を感じたら
手で揉んであげましょう!


またカカトを内側に押す行為は控えめに!足のカカトを包み込む部位になりますので
押しすぎて柔らかくするとホールド感がなくなります。こちらは要注意です。↓↓↓

【つま先】
ご購入場所では良かったのに、いざ履いてみたら、つま先の指が当たってしまう方は
足が前に動いてしまう事が原因と考えられます。
靴のカカトに足が付いてないく紐が緩んでるケースですね!
足は踵にしっかり密着、紐もやや強めに占めてあげましょう。


【幅】
幅もつま先同様、踵の位置や紐の緩みが原因です。


【甲】
紐に結び目になります。紐をしっかりしめてあげて、足に革が密着するような感触がベストです。

【ソール】
ソールの素材に関係があります。レザーソールでは用いる革の部位として有名なのが牛の背中部です。
ソールは地面とダイレクトに当たる箇所、一番耐久性のある部位を使いますので
くるぶし同様、履き込む事が重要になります。

上記のような症状がでましたら、ぜひお試しください。
そしてご購入時によるお店での注意点として
ぴったりとした靴とその上のサイズをお試し履きする事です。
カカトにしっかり足を付け、紐をやや強めに結ぶ事で足の前のズレが解消されます。
また足の広い所と靴の広い所が靴の中で重なり、つま先に余裕があれば<指先が動く>
無理に大きいサイズをご購入しなくても、革が馴染む事で足の形に靴が変形してくれます。

靴型や足の状態にもよりますが、これらの方法で快適な歩行を生み出せますので
ご参考にしてみて下さい。
最後にお助けアイテムを1つ!
どうしても幅がきつい!革を柔らかくしたい!
そんな時はこちらをどうぞ!













