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メタリックレザーの作業例~意外な色を使って整える~

こんにちは!
日本橋工房の岡嶋です。

作業中によくする会話があります。
「この色作るのに何色と何色混ぜる?」
「これあと少しで完璧なんだけど、追加で何色入れたら良いと思う?」

色の調整は本当に難しいので相談しながら作業することが多々あります。

例えば…
白と青を混ぜて水色作っているのに、
仕上げにほんの少しバーガンディを入れたらバッチリ革の色と合ったり。
時にはバーガンディではなく、オレンジとか黄色を入れたりと
水色を作るにしても
単純ではないのが難しいところ。


さて、さっそく本題に入りますが、
先日当店で承ったメタリックのレディースシューズの
意外な調色を紹介します。

メタリックのケアはかなり難しい作業です。
色がバッチリ合わないだけでなく、
革の種類によっては色が付着しなかったり…

 

フランス発のブランド『MEPHISTO(メフィスト)』のレディースシューズです。
メフィストの靴は履き心地が良く、ついつい履いてしまうブランドのひとつです。

つま先が擦れて色が抜けてしまっており、
革の表面が荒れてしまっています。


まず、靴を磨く前にじっくりと眺めます。
「どんな作業をしよう。」と最終着地点を考えながら
ホコリ落としのブラシを掛けたり、汚れを確認していきます。

今回の靴であれば…
・大きく削れてしまっているところは完全には直せないものの、革がめくれている部分は接着して磨けば良くなりそう。

・メタリッククリームは色展開が少ないので、調色が必要になりそう。

・色を合わせるなら、比較的色の近いブロンズを下地で塗ってメタリック感を出してから“ダークブラウン”と“ブラック”を塗布して色を近づけていこう。

ということを頭の中でイメージしました。

 

先ほどの靴の色に
“ダークブラウン”と“ブラック”を塗っていくのは、少し意外に感じたかもしれません。
特にブラックなんて塗ったら、黒くなりすぎちゃうんじゃない?

では、実際に上記の作業をしていった仕上げ後の写真がこちら。

擦れも目立ちにくくなり、何より色味を整えることが出来ました。
削れている部分も接着して、補色することでだいぶ馴染んでくれています。

 

この作業をお客様ご自身でやる場合は、
クリーム1つで仕上げられなかったり、1足のために複数クリーム買う必要がでてきます。

今回ご紹介した靴のように特殊なお磨きを承っていますので、お気軽にご相談ください。
お靴を拝見しながら
革質的に補色が可能か、どれくらい色を近づけられそうかなど
受付時にご案内いたします。

 

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メンズシューズケア&リペアカウンター

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