【Meister recommends】コードバンに使う2つのブラシ【第五回】
日頃 店頭でお客様の靴を磨き、
技を磨いている Shoes Care Meister (以下 マイスター)
「個人で靴磨きを愉しむ方が増えている今だからこそ、我々の技の一端をぜひお試しいただきたい・・・」
そんな理由から、我々マイスターの “裏技” をご紹介していく「Meister technic」シリーズ。
第五回目となる今回は、店頭でもお問い合わせが多くSNSでも人気の高い”コードバン”についてです。
馬の腎部を使用したコードバンは
一頭から約一足分しか採れないとも言われているほどの希少素材。
起毛した繊維を寝かしつけることによって生み出される独特の光沢感は、
多くの革靴ファンにとって堪らないものです。
多くの靴好きを唸らせるコードバン独特の光沢感。
お手入れで維持、または経年変化による向上を目指すためには、
“ブラッシング”に拘るのがマイスターのイチオシです。
(左)M.MOWBRAY×SANOHATA BRUSH 手植え 馬 毛ブラシ ¥16,000+税
(右)M.MOWBRAY×SANOHATA BRUSH 手植え 山羊毛ブラシ ¥17,000+税
クリームを塗った後にツヤを出すために行うブラッシングは、
豚毛ブラシよりも柔らかく、しなやかな”馬毛ブラシ”で。
その後、馬毛ブラシよりも柔らかな”山羊毛ブラシ”を仕上げに使って光沢感を更にアップ。
同時にツヤのあるコードバンに残ってしまいやすい”ブラシ跡”も目立たないようにすることができます。
ブラシ2種を巧みに使い分ける、コードバンの仕上げ術。
ぜひお試しください!
横浜工房 小坂
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