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当店修理スタッフに聞いた、ハーフラバーの話

こんにちは。
日本橋工房の岡嶋です。

 

今日は、靴磨きの話からいったん離れ、当店で行っている修理のお話をします。
その中でもお問い合わせの多い、紳士靴のハーフラバーについて紹介したいと思います。


ハーフラバーを付ける主な理由は以下の3つです。
・滑らないように
・擦り減りにくくする為
・オールソールまでの一時的な応急処置
もちろんこれだけではありませんが、定番の取り付け理由です。

そして、ハーフラバーを付けようとした際に、どんな種類があって、どれを付けるのが良いのか悩まれることもあると思います。

そんな時にご案内する事が多いのがこの2つです。

 

 


Vibram 2340 エクスプローションソール 税込4,400円(工料含む)

 


Vibram 2340 エクスプローションソールの特徴

 

・厚さは2mm
・強度を意識した素材の配合
・溝、模様がある事によるメリットは3つ
①水はけが良くなる
②小石が詰まりにくい設計
③グリップ力の向上

上記の特徴から当店で一番人気のハーフラバーです。

 

続いてはこちら。

 

 
Vibram 7673 ハーフソール 税込3,520円(工料を含む)

 

Vibram 7673 ハーフソールの特徴

 

・厚さは1.8mm
・素材の配合上、強度面では2340よりも落ちるが、その分柔らかくしなやかさがある

模様の少なさもあり、シンプルなので
見た目で7673を選ばれる方も多いです。

 


どちらもハーフラバーも、貼ることで耐久性もUPしますし、
滑りにくくもなります。
しかし、もちろんデメリットがある事もお忘れなく。

よく言われることは、
「革底ならではの質感、履き心地。」
「革底の通気性の良さが無くなってしまう。」
などです。


あとはラバーを貼ったからといって
雨の日にガシガシ履けるわけではないんです。

なぜかというと雨の日に履いた際、
革底自体が濡れてしまうと、乾燥する際にソールが歪み、
ハーフラバーが剥がれやすくなってしまったりすることがあるからです。

雨の日でも履きやすくなるくらいに考えるのが良いのかもしれませんね。

 

良い点もあれば悪い点もあるのは当然の事なので
お靴の状況や用途に合わせてっていうのが一番です。

是非分からない点があれば
修理専門のスタッフもおりますので、お気軽にご相談ください。


ちなみに今日ご紹介したのはメンズでお付けする事の多いハーフラバーなので
女性のパンプス向けの物もございます。

そちらはまた後日紹介させて頂きます。

 

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