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スエードの色が抜けてしまったら

こんにちは、京都工房の西澤です。

 

今回はスエード、ヌバックなど起毛皮革の補色についてのお話です。

革靴は日焼けや摩擦によって、徐々に色が褪せてきます。

これは表革(スムースレザー)だけでなく、スエードなどの起毛皮革も同様です。

スムースレザーであれば、色付きの靴クリームを塗って抜けた色を補います。

では、スエードの色が褪せてきたときはどうすれば良いのか?

 

 

液体のスエード用補色剤

私たちがスエードを補色するときに使っているのは、

FAMACO(ファマコ)スエードカラーダイムリキッド(税込¥1,100)です。

 

この商品はリキッド(液体)タイプの補色剤です。

スエード用の補色剤というと、スプレーやパウダータイプを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。

私たちが主にリキッドタイプを使っているのは、2つの理由があります。

 

1. スエードの毛、一本一本の根元まで補色できる

2. 色の濃さを調整しやすい

 

 

1.毛の根元まで補色できる

リキッドタイプのスエードカラーダイムリキッドは、

スエードの毛、一本一本の根元まで成分を浸透させることができます。

スプレータイプの起毛皮革用補色剤は、表面しか補色できていないことがあります。

リキッドタイプは多少の乾燥時間が必要ですが、それを補って余りある仕上がりの良さです。

特に色褪せたネイビーのスエードは、かなり発色が良くなります。

 

 

2.色の濃さを調整しやすい

スエードカラーダイムリキッドは、回数を重ねて色味を調整しやすいよう、あえて着色力を弱く作っています。

こちらの画像は、白い布に「1回塗り」「2回塗り」「3回塗り」をした様子です。

(上から順に1回、2回、3回)

この着色力のバランスによって、塗り重ねる回数で色の濃さが調整がしやすいです。

重ねる回数に応じて、好みの色味に近づけることができます。

 

 

スエードの不安を解消

お客様とお話していると、スエードの補色作業は「難しそう」「失敗してしまうかも」と不安を持っている方が多いのだなと感じています。

ご紹介した2つの特徴は、そんな不安を解消してくれるはずです。

スエードの色抜けにお困りでしたら、ぜひ一度スエードダイムリキッドをお試しください。

 

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