ストレスをなくす紐選び
2021年02月24日
こんにちは、京都工房の西澤です。
お手入れ用品売場の中で、コンスタントにお問い合わせがあるコーナーがあります。
それはシューレース(靴紐)です。
ご来店されるお客様の多くは、
「切れてしまった」「ほどけやすい」「セルが割れてしまった」
という理由が大半を占めます。
セルとは先端の部分のことを指し、靴を購入した時についている紐のセルは一般的に
プラスチックで作られているものがほとんどです。
靴紐のトラブルは、日常の中で起こりやすく、小さな出来事かもしれませんが、
実際に起きるとストレスに感じてしまいます。
「切れたら替える、割れたら替える、ほどけたら結び直す」
できることなら、頻繁にはしたくないですよね。
今回は、そんな靴紐のストレスを改善してくれる商品をご紹介します。
【紗乃織靴紐 by M.MOWBRAY】


〇「蝋丸」¥1,200+税 ブラック/ブラウン
〇「蝋平」¥1,200+税 ブラック/ブラウン
紗乃織(サノハタ)靴紐には2タイプがあります。
この紗乃織靴紐はただの丸紐・平紐ではありません。
紗乃織靴紐の特徴
紗乃織靴紐の商品名には、蝋(ロウ)丸と蝋(ロウ)平と記載されています。

この「蝋」こそが紗乃織靴紐の特徴です。
長年の研究で独自配合した蝋を手作業で丁寧に染み込ませて仕上げることで、
耐久性に優れ、ほどけにくい紐となります。
どれくらいほどけにくいのか、下記の写真で比べてみます。

こちらが元から付いていた丸紐です。
紐の片方を持ち上げるように引っ張ります。

予想通り、簡単にほどけてしまいました。
むしろ、この結果が普通ですよね。
では、次に紗乃織靴紐の蝋丸を同様に持ち上げてみます。


蝋を含んだ紐同士が交わることで、強靭なホールド力が生まれます。
たっぷり含んだ蝋は紐に粘りを生み出し、擦れなどに強く、切れにくくもなります。
あとはセルが割れないかどうかです。

冒頭にも記述した通り、一般的なセルはプラスチックで作られているため
踏んでしまうと簡単に割れてしまいます。
踏まなくても接着剤の経年劣化が起きてしまい剥がれやすいです。
紗乃織靴紐のセルは金属セルを採用。

金属セルを巻き付けている為、接着剤の経年劣化や、
踏んでしまっても割れる心配は少ない仕様となります。
見た目の雰囲気も、少し華やかになります。













