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Meister interview vol.47 〜 BLOOM shoe lounge 平原太門さん 〜

革靴、皮革製品、靴磨きやファッションなどに精通しているプロフェッショナルな方々を、
M.MOWBRAY認定のシューケアマイスターがインタビュー。

お仕事の内容、こだわりや人となりについてご紹介する企画です。

 

 

今回インタビューにご協力してくださったのは、
新潟県新潟市に店舗を構える
「BLOOM shoe lounge(ブルーム シューラウンジ)」オーナーの平原太門さん。

靴磨きやバッグのメンテナンスを中心に、オーダーシューズやアパレルの提案まで行う同店には、
“革を長く楽しむ文化”を愛する人々が集まります。

靴磨きとの出会いから、革製品への向き合い方、
そして日々大切にしている美意識についてお聞きしました。




 

ブリフトアッシュとの出会いが転機に

■まずは現在のお仕事内容について教えてください。

靴磨きやバッグのメンテナンスを中心に行っています。
そのほかにも、イベントや事業所さまでの出張靴磨きサービスもしていますね。
店舗ではオーダーシューズやアパレルも取り扱っています。



■このお仕事を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

以前は紳士服飾用品のバイヤーをしていました。

その頃、出張先で立ち寄った「Brift H(ブリフトアッシュ)」さんのサービスに感銘を受けたんです。
そこから少しずつ、お客様のご要望を反映しながら、今のBLOOM shoe loungeのスタイルになっていきました。



お客様の気持ちに寄り添うこと

■お仕事のやりがいについても教えてください。

やはり、お客様に喜んでいただけた時ですね。

革製品って、長年愛用されているものが多いんです。
だから単に“綺麗にする”だけではなく、お客様の思い出や気持ちに寄り添えるようなサービスを心がけています。



 

終わりのない探求だから面白い

■靴磨きのどんなところに難しさを感じますか?

今でも常に試行錯誤ですね。

ケア用品もどんどん新しいものが出てきますし、
「何がベストか」を判断するのは、どの技術者も苦労していると思います。

特に難しいのは、明るい色の調色やキズ補修です。
これは本当に終わりのない探求だと思っています。



年末恒例「磨き納めの会」

■印象に残っている企画はありますか?

年末に開催している「磨き納めの会」ですね。

お客様が集まって、一緒に靴を磨きながら、
その年に買ってテンションが上がったアイテムの話をしたり、
「来年はこれを買いたい」なんて話をしたり。

一年を振り返るイベントなんですが、すごく良い時間なんです。
靴を通じて、人と人が自然につながっていく感覚がありますね。



「美しいものを見ること」を大切に

■日々の暮らしの中で、大切にしていることはありますか?

美しいものを見ることです。

これは人生の中でかなり重要なことだと思っています。
良いものや美しいものに触れることで、自分自身の感性も磨かれていく気がするんです。



■モノを長く使うために意識していることもありますか?

あまり物を増やさないことですね。
増えすぎると管理ができなくなるので、本当に気に入ったものを長く使いたいと思っています。



国産靴の魅力を伝えたい

■好きな靴ブランドについても教えてください。

「ORIENTAL(オリエンタル)」と「ブロセント」ですね。

どちらも弊店で取り扱っているブランドですが、
国産靴として非常に価値の高い製品を作っていると思います。



■レザーグッズで注目しているものはありますか?

最近はクロコダイル製品に興味があります。

その中でも、世界的なクロコタンナーの「FUJITOYO」や、
オーダーメイドの「GELSO」には特に注目しています。

素材そのものの魅力や奥深さに惹かれますね。



 

一番のお気に入りの靴、レザーアイテムを教えてください 

30年ほど前にアメリカで購入した、アレンエドモンズの「サンフォード」です。 
当時20代だった私にとって、350ドルという価格は決して安いものではなく、
かなり思い切った買い物でした。

それでも今振り返ると、「買って良かった」と心から思える一足ですね。 
30年以上の時間を共に過ごしてきたこともあり、
この靴には数え切れないほどの思い出が詰まっています。 

ここでは語り尽くせませんが、まさに人生を共に歩んできた靴の一つです。
 


ケアで大切なのは“状態を見極めること”

■シューケアについてのこだわりも教えてください。

まずは汚れをしっかり落とすことですね。
現状を正確に見極めるためには、まずリセットすることが大切なんです。

ワックス除去が必要な場面では、「M.MOWBRAY ワックスクリーナー」がとても頼りになります。

あと、ライニングの保湿には「M.MOWBRAY PRESTIGIO リッチデリケートクリーム」が良いですね。
ベタつかず、サラッと仕上がるので気に入っています。

お客様には、簡単にケアできて効果も高い
「M.MOWBRAY PRESTIGIO クリームエッセンシャル」をおすすめすることが多いです。



■ケアをする上で大切にしている考え方はありますか?

革のコンディションを整えるために、水分と油分のバランスを意識しています。

それから、お客様ご自身でできるケアについても、
その方の習熟度に合わせて一言添えるようにしています。

無理なく続けられることが一番大切ですから。



■逆に困ることはありますか?

顔料系のクイックケア用品で塗り固められている靴ですね(笑)。

これはきっと、全国の靴磨き専門店共通の悩みだと思います。
もちろん、なんとかしますが(笑)。



新潟ならではの“湿気対策”

■保管方法で気をつけていることはありますか?

やはりカビ対策ですね。

新潟は冬場も湿気が多いので、濡れたまま靴棚に入れないことを徹底しています。
傘を近くに置かないとか、新聞紙で靴底の水分を吸わせてから収納するとか。

基本的なことですが、すごく大切です。



おわりに

「美しいものを見ることは、人生の中でとても重要。」

平原さんの言葉からは、単なる“靴磨き”という枠を超えた、
美意識や哲学のようなものが感じられました。

革製品を長く愛用すること。

丁寧に手をかけること。
そして、その背景にある時間や思い出まで大切にすること。

BLOOM shoe loungeには、“モノとの豊かな付き合い方”が自然と息づいています。

お気に入りの一足を、もっと長く楽しみたい。
そんな方にこそ、一度訪れてほしい場所です。

 



今回のインタビューは以上です。

次回のインタビューもお楽しみに。


店舗情報

BLOOM shoe lounge(ブルーム シューラウンジ)

〒950-0948
新潟県新潟市中央区女池南3丁目5-1
S.H.S鳥屋野店内

TEL:025-369-4935
営業時間:10:30〜19:00
定休日:水・木曜日

Instagram:@bloom.shoelounge

 





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