リペアのプロと出会う二日間
こんにちは。二子玉川工房の寺田です。
革靴は消耗品なのか?
この質問の答えは、一つに言い切れないと思っています。
革靴は、いずれは壊れて、履けなくなる。そう考えれば、革靴は確かに消耗品です。
しかし、適切なメンテナンスをすれば、長く履き続けることもできる。すると、革靴は単純な消耗品だと考えにくくなります。
消耗品と言い切れないことは、革靴の魅力なのだと思います。
汚れてきたら磨き、靴底がすり減ったら修理する。
このようにして履き続けた靴は、足に馴染み、手放せない一足になります。
「これだ!」と思って買った靴を、消耗品にせず、手放せない一足に育てていく。
そのお手伝いをすることが、二子玉川工房の役目です。
そしてこの役目を果たすには、靴を磨き、修理のご案内をする私だけでなく、実際の修理作業を担っている専門スタッフの力が欠かせません。
二子玉川工房を支える、修理専門スタッフ
二子玉川工房でお預かりしたお客様の靴は、靴底などの修理が必要な場合、弊社の修理作業場に送ります。
そこには修理を専門とする数人のスタッフが配属されており、日々、修理の作業を進めています。
作業場のスタッフは、靴の知識に長け、修理の技術に優れた、頼れる仲間ばかりです。
彼らがいるからこそ、私は二子玉川工房で、自信を持ってお客様に靴修理のご提案ができています。
修理作業場の頼れる仲間達は、皆、靴に対してあらゆる角度からの拘りを持っています。
こんなルーツを持った靴が好き、靴のこんな作りを見ると痺れるなどなど。いわゆる靴マニアばかりです。
しかし、私が彼らを信頼しているのは、マニアックな靴の知識そのものによりません。
彼らが修理のプロであるのは、お客様の要望に合わせて最適なメニューを提案し、それを形にできるからです。マニアックな知識は、そのためのベースなのです。
元の靴の仕様に沿った修理はもちろん、履き心地への要望も考慮して、仕様を変更した修理を提案することもあります。
靴修理のプロに二子玉川で出会う
修理専門スタッフの仕事を、二子玉川のお客様にも見てもらいたい。
彼らの知識や技術に触れてもらいたい。
私が抱いてきた思いを、この度、形にすることができました。
6月18日(土)と19日(日)の二日間、弊社のリペア専門スタッフの一人、鈴木悠馬が二子玉川工房に在店します。
鈴木は、作業場のなかで、主にオールソールと呼ばれる靴底の全面張り替え修理を担当しています。
そして、ワークブーツに精通したリペア職人です。
オーナーの要望に即して、今まで何足ものブーツのカスタム修理(靴底などを元の仕様から変更する修理)を仕上げてきました。
鈴木のブーツカスタムについて、より掘り下げたブログはこちらです。
↓
【カスタムの奥義に迫る】ビルド担当鈴木悠馬氏インタビュー 前編
【カスタムの奥義に迫る】ビルド担当鈴木悠馬氏インタビュー 後編
現在、二子玉川工房では、鈴木が在店する二日間に先駆けて、彼が仕上げたブーツのサンプルを展示しております。
ブーツに限らず、ソールを全面張り替えるタイミングでは、仕様を変更するカスタム修理が可能です。
とはいえ、カスタム修理は何でもできるわけではありません。
靴の機能、見た目、履き心地などを考えて、最良のカスタム方法を探っていく必要があります。
実際の作業者である鈴木と会話を重ねて、修理をご依頼いただければと思います。
もちろん、当日はカスタム以外の修理相談も、メンズシューズ、レディスシューズ問わずに承ります。
「この靴、まだ直して履けるのかな?」と思う靴があれば、ぜひ、二子玉川工房にお持ちください。
二子玉川工房 鈴木悠馬在店日
2022年6月18日(土)・19日(日)
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シューケアマイスター靴磨き工房 二子玉川店
所在地:東京都世田谷区玉川3-17-1
玉川タカシマヤ本館4階 紳士靴売場内
電話番号:03-6447-9177(直通)
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