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【ローファーの擦れ補修】靴中のカカト部分

こんにちわ。FANS.浅草本店のKOJIです。

オリンピックも終わり、気づけば今年も残すところ10、11、12月の3か月です。
歳を重ねるごとに1年を早く感じる今日この頃。残り3か月を全力で楽しまなければ。

今年やり残したことは多々ありますが、なんとかやり終えたいことを1つ挙げるとするならば「財布の作成」。
もう15年は使い続けている財布をそろそろ新しくしなければと思ってかれこれ5年。今年こそ作らねば。

さて本日ご紹介するお修理は靴内部、「カカト部分の擦れ補修」
靴用語で言えば、「腰裏」「カウンター」などと言われる部分の補修です。

【Before】

お預かりさせていただいたのは、コチラのローファー。
カカト部分の革が捲れています。また擦れて革が漉き切れている箇所も…。

着脱も簡単なスリッポンタイプの靴は、この部分にダメージが蓄積される場合も多いです。
もっと症状が進行してしまうと、

「かかとのホールド感が損なわれる」
「型崩れを起こして靴のシルエットが崩れてしまう」

等の症状も出てしまいます…。

今回は「外側から見える黒い革」と「内側のベージュの革」に、
それぞれ近い色の革をあてがった後、縫い合わせることで補修いたしました。

【After】

いかがでしょう。

今回は「元の仕様」を活かして「見た目重視」で直しております。

黒い革の部分に革の厚みを変えて馴染むように貼り付けて接着。
その後ベージュ部分の革部分を補修しております。

工夫点は多々ありますが、ひとつ挙げるならば「耐久性」です。
黒い革の「厚み」と使用する「ボンド」を通常と変えることにより、
接着力を向上、耐久性を底上げすることができます。

ご依頼時、「お客様がこの修理において何を重視するか」により修理方法も変わります。
例えば、

「見た目は変わっても、耐久性を上げたい」
「多少金額は上がっても良いから、なるべく元の見た目を保ちたい」
「もうすこしだけ履きたいから、今回は修理価格を抑えたい」

など、「どう直したいか」というご希望に沿えるように善処致します。
お靴に関するお困りごとがあれば、ぜひご相談下さい。

【お品書き】

・腰裏補修+テーピング(片足)¥3,850(税込)

【納期】

1週間~

 

 

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