レッドウイング専用のソール仕上げ
こんにちは。
FANS.浅草本店のYUMA.です。
11/21.22にTHEBOOTSSHOPさんで行われたフリマに行ってきました。
オープン直後に伺いましたがすでにお客さんで賑わっており盛り上がりを感じました。
ブーツはもちろんのこと、コートやジャケットなんかの季節物、ハットや眼鏡などの小物、ジーパンやヴィンテージなど
こだわりのスタッフさんが集うTHEBOOTSSHOPならではのラインナップ。
モノに対しての値段が軒並み安くて、儲けよりもお客さんへの還元や交流を意識されてるイベントなんだなア、と感じました。
オークションサイトやフリマアプリも良いですが、一期一会のワクワク感はやっぱりライブにかないません。
お客さんの楽しそうな表情がとても印象的でした。
かくいう私もルイスレザーのサイクロン(ダブルのライダース)を買ってしまいました。
もともとロンジャン(ロンドンスタイルの革ジャン)が欲しくていろいろ探していたタイミング。
ローリングダブトリオの徳永代表の私物で希少サンプルモデルを発見。
一点モノとか希少サンプルにすこぶる弱い私はその時点でだいぶ傾いたのですが
袖を通したら「あ、これは買うやつだ」ってなりました。
この冬はサイクロンでブイブイいわせます。
しかしこうなると同じくルイスのライトニング(ダブルのライダース)が欲しくなります。
また来年もフリマやってほしいなア。
さて、今日はブーツ修理でもよくあるレッドウイングのお話し。
加水分解したベックマンのお直しは当店でも多い修理。
劣化したラバーを除去して新しいものに交換するのは同じですが、その仕上げ方はいくつかございます。
ラバーを交換する際コバを若干削るのですが
その削り方にもいろいろあるよ。というのが本日のテーマ。
まずはコチラをご覧ください。
劣化したソールを修理したベックマンです。
コバが滑らかでツヤ感があります。よりドレス感をアップさせスマートに履きこなしたいかたにおススメ。
お次はコチラ。
よりオリジナルを意識しザラついた表情で仕上げています。
ちなみにオリジナルはこんなん↓
もともとの雰囲気を損ないたくない方にはこのザラ仕上げをおすすめしていますが、このザラ感にもこだわりがあります。
そもそもコバのザラ感はペーパー(紙やすり)の粒度で決まります。
粗い番手では荒々しく削れ、細かい番手では滑らかなタッチになります。
通常出回っているペーパーの番手では粗すぎたり細かすぎたりして近しいものがありません。
そこでFANS.ではレッドウイング用にペーパーを取り寄せています。
それがこれ。
表面の粒感がしっかりしています。
このザラザラがいい具合にレッドウイングの雰囲気にハマるのです。
細かいドレス用と比べるとまるで違います。(↓がドレス用ペーパー)
ザラ感の違いは好みで決めていただけますのでご依頼時お気軽にお申し付けください。
ベックマンの加水分解の場合、オリジナルに似ているモルターラソールを使うことが多いですが
ヴィンテージ好きのためにビルトライトのハーフラバーも用意しています。
他人とは違う特別なカスタムを楽しみたい方にぜひ。