【REDWING8165】『RW』のイニシャルカービング
FANS.浅草本店のYUMA.です。
昨年のこと、男性でも日傘を差している人をチラホラ見かけました。
今年はさらに増えていた気がします。
男性の日傘スタイルも珍しくない日がどんどん近づいている実感があります。かく言う私も夏の日差しがしんどくて今年は日傘を買おうかと悩んでいましたが、手が塞がると不便ですので伝統的なメンズファッションに立ち返り帽子を注文しました。(しかも誕生日プレゼント!感謝!)
これまで既成品しか所有したことがなく、はじめてのオーダーです。実は理想とする形のものが既製品では見つからず数年に渡り探し続けていたのですが、オーダーならそれもあっさりと解決してしまいました。
普段自分だってカスタムオーダーを受け付けているくせに、注文する発想までなかなか行きつかなったことがむしろ変な話です。
お客さまの理想をなるべく具現化できるよう繊細微妙なニュアンスまで拾いたいと心がけていますが、それは帽子屋さんにとっても同じことなんだとオーダーの際にヒシヒシと感じました。
さて、当店ブログをご覧の皆様なら「売ってなけりゃ作ればいい」が当たり前のように選択肢に入っていることでしょう。
今日もいざカスタム事例のご紹介です。
なんと新品のREDWING8165をフルカスタムいたしました。
・先芯抜き
・リウェルト+ハーフミッドソール
・ヒールハイトアップ+カーブヒール
・TOEスチール+ハーフラバー+カービング
などなど。
この他にも細かな項目でオプションを追加していただきました。
中でも注目してほしいのはカービングのイニシャル刻印。
RED WINGの頭文字を打ち込んでいます。カービングの模様は都度ソール面積や積み上げ仕様などを考慮した上で、お客様ごとにバランスやパターンを微妙に変えています。
今回は『R』と『W』の刻印を。 名前そのものがレッドウィングの価値ではありませんが、世界的ブーツブランドが築いてきたものに敬意をこめて。
お好きなアルファベット&数字をいれることも可能ですのでご希望の方はお申し付けください。
傷んだ靴をできるかぎり新品(初期状態)に戻そうとすることが一般的な靴修理のイメージですがデフォルトからどんどん遠ざかる「カスタム」という遊びは、靴修理を娯楽に変えてくれる有効な手段のひとつではないでしょうか。
どんなカスタムにするか考える時間も、
お店でこだわりを話し合うことも、
仕上がった靴を履く喜びも、
いろんな瞬間にワクワクがあります。
今回もとてもお喜びいただけて作業者冥利に尽きます。
ご依頼、誠にありがとうございました。
カスタムに興味がある方、既製品を自分らしく履きたい方のご依頼を心よりお待ちもうしあげております。
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