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【REDWING】ウェッジソールをより薄く見せる仕上げ【ペコスブーツ】

FANS.浅草本店のYUMA.です。

今日はレッドウィングのペコスブーツ修理を紹介します。
純正トラクショントレッドソールに比べ薄いタイプのウェッジソール「Vibram 1010」でリソールしました。


今回のリソールでこだわったのが「見た目のスマートさと履き心地の両立」です。

ウェッジソールは良くも悪くも「野暮ったい」雰囲気になるように思えます。
色やパターンに限らず、見た目のボリューム感がそうさせるのかなーなんて感じます。

セパレートタイプ(かかとが個別で構成されている形)のソールの場合、土踏まず部分には地面との空間がありますが、対するウェッジソールは底面全体が接地しています。そのため見た目がどうしても鈍重な印象になってしまうのです。

そんな印象のウェッジソールですが、実際は軽くクッション性にも優れているので履き心地はむしろ軽快。カジュアル履きにはかなり実用的だったりします。


「ウェッジソールの履き心地はそのままに、見た目もスマートにしたい」

なんて方には、今回おこなった

「Vibram 1010」+「レザーミッドソールの色合わせ」

の組み合わせを推奨しています。
理由は以下の2つ。

・Vibram 1010は他のウェッジソールより3㎜ほど薄い
・ミッドソールとウェルトが同じレザーだと1010の薄さが際立つ

これらについて、もう少し深掘りしていきます。


まず、「1010」は似た造りの「Vibram 4014」より3㎜ほど薄い作りになっています。
薄いことにより耐久性が心配になる方も居るかもしれませんが、「1010」はの素材は耐久性の高いゴム入りEVAです。安心してお履きいただけます。

次にミッドソール。
今回の場合、「ミッドソール」の色は「ソール」ではなく「ウェルト」と同じ仕上げにするのをオススメしています。

一見「ソール」と「ミッドソール」の統一感を持たせると見栄えが良くなりそうですが、この一体感は厚みを感じさせてしまう原因にもなってしまいます。そこで、「ウェルト」と色を合わせることで、ミッドソールの存在感を控えめにしながら、「1010」特有の薄さもさらに活かすことができます。

↓ブラウンのレザー部分と1010のホワイト部分の比率を見比べてください。

ご覧の通り、リソール前の厚ぼったさが解消されてスマートな印象になりました。

今回使用した「USビブラム」は供給が不安定で価格も高騰していますが、スペックとスタイリングの良さは断然オススメです。

気になった方はぜひ店頭まで足をお運びくださいませ。
皆様のご来店、お待ちしております。

 


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