【REDWING】フラットボックス9060をカービングカスタム
FANS.浅草本店のYUMA.です。
近いうちに現行ベックマン(フェザーストーン仕様)が廃盤になるという話題でSNS界隈がざわめいています。
定番であり続けたベックマンに終わりがくるなんて……。
YAMAHAのSR400が生産終了になった時も驚きましたがこれも時代の流れなのでしょうか。
どうやらモデルそのものが無くなるのではなく、マテリアルの変更に伴い新型番(新名称?)になるという
見方が強いようですが、どうなのでしょう?
駆け込みでフェザーストーン(現行に採用されてる革の名称)のベックマン買おうかとおもいましたが
ブーツ特別予算案が国会で否決されたため断念いたしました。
幸いベックマンは中古市場にもあふれてるので、そのうち良個体と出会えたら確保しときます。
新品で買ったところでどうせ解体してリソールしちゃいますし。
さて、本日は先芯のないフラットボックスベックマンのカスタム事例です。
はじめてのお給金で購入されたという思い入れのあるペアですが、ソールまわりをよく見ると……
わかりにくいですが、ソールのキワが茶色っぽくなってるのがおわかりでしょうか?
実はこれアッパー革の断面で、今にも切れそうです。
実はこの位置に、外からは見えない「すくい縫い」という縫い目があります。
乾燥が進み革の物性が下がると、このように縫い目にそって切れてくるパターンがあります。
完全に切れてはいないものの、こうなるとバリっといくのは時間の問題。
そこで今回はソールを解体してから革を当てこみ補強します。
どうでしょう。当てた革は言われなければ気づかない範囲です。
リソールの全容はこちら。
ひとつひとつ打刻するカービング模様にご注目。
鈴木ミチヤさんのブーツのミカタチャンネルでもカービングを紹介していただきましたが、
外周の模様が異なります。
これはお客様といろいろ相談してパターンを組み合わせました。
このようにいろんな組み合わせを楽しめるのは量産品にないカスタムの楽しさ。
ピカピカのコバがガシガシ傷ついて荒びれていけばいい具合にコントラストが生まれることでしょう。
リゾルトのジーパンと合わせると、シルエットがスッキリ整って相性抜群。
いいなーリゾルト。
旧旧旧Denime(オリゾンティのさらに一個前のD-HG表記)の66をしぶとく履いてますが、いつかリゾルト履きたいです。
でもすでに積みジーパンが多すぎてタンスが渋滞起こしてるので今はグッとこらえます。
リゾルトが定番710をいつまでも作り続けてくれますように。。。
ではでは。
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