前編:コルク×くるみ⁉荒井のインスピレーションが産んだ新素材ソール
FANS.浅草本店のYUMA.です。
出身は山形で前職は自動車の整備士でした。
雪国ならどこでもそうですが、冬場になればスタッドレスタイヤに履き替えますので、車屋さんはどこも大忙しです。
私もご多分に漏れずエンドレスタイヤ交換の刑を味わった口です。
しかし、一般のソレと少し違うのは大型重機やトラックの整備に特化した工場だったこと。
タイヤもホイールもヘヴィ級です。
もっと言うとタイヤのみならず、それを締めるナットもデカい。
ちょうど、もののけ姫冒頭でタタリ神(ナゴの守)から出てきた石火矢の弾丸くらい。
でっかいホイールをでっかいナットでハイパワー締めするためインパクト(空気圧で回転するドリルみたいな工具)も当然でかい。
通常サイズのインパクトはハンドガンのような形をしてますが、大型車用は違います。
小さいバズーカ砲みたいになってます。
銃身が太く長く、両手で支える形をしてます。
ちょうど、ナウシカが酸の海の中州で王蟲の幼生を撃ち殺そうと構えたやつくらい。
結局「できないよ!」ってうっちゃったやつ。
新人の頃は、午前中のタイヤ交換だけでヘロヘロになり弁当の箸すら満足に持てなくなりました。
しかし人間慣れるもので数ヶ月もすればへっちゃらに。
ただ、当時の服は首と肩が入らなくなってしまいましたけど。
そんなタイヤ交換の現場やTVCMでよく耳にするのが
「クルミの殻を粉砕しゴムに練り込みました!」というふれがき。
CGでクルミの鋭利な破片がこれでもかと氷に食い込んでいます。
「いろいろあるのね~」くらいに当時は気にも留めていませんでしたが10年の時を経て
伏線回収。
我らが荒井さんがクルミのアイディアをラバーソールに応用し作ってしまいました!
さすが~!
(それがこれ↑)
何を隠そう荒井さんも青春時代を山形で過ごした過去をお持ちです。
馬見ヶ崎川で芋煮会、
チェリーランドでさくらんぼ、
花笠まつりで玉こんにゃく。
そのハンサムフェイスで山形乙女たちを次々と手中におさめていただろうことは想像に難くありません。山形乙女はハンサムとグルメに弱いのです。(冗談です。奥様一筋だそうです。)
そしてピヨたま430(ローカルTV)の最中にクルミ入りタイヤのCMを見ていたことでしょう。
では、いよいよその特徴を紹介したいところですが
前半の与太話のせいでお時間がいっぱいになってしまいました。
続きはまた次回。
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