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トリッカーズ・モンキーブーツをDr.Soleでカスタム

 

今回はトリッカーズの裏人気モデル・モンキーブーツのカスタム事例を紹介します。

トリッカーズといえばフルブローグのウイングチップ、「カントリー」モデルが定番ですがこのモンキーブーツも通好みの名作と言えるでしょう。

靴紐がつま先付近まで通っている「レース・トウ・トー」のブーツは様々なメーカーからリリースされてますがここまでスマートなスタイルは多くありません。

大概はもっとワーク色が強くぽってりしています。

ボリュームのおさえたシルエットはブーツでありながらドレスライクな雰囲気を醸しています。

 

今回は5ミリ厚のDr.Soleスーパーグリップソールのジェイドカラー(翡翠色)で仕上げました。

※コバの色は右足をブラック、左足をライトブラウンに仕上げています。サンプルですので色の組み合わせを比較しやすくしています。

 

 

ストームウェルトは純正の黒からブラウンにするためリウェルトしました。

オールブラックの仕様も硬派で素敵なのですが、ブラックのアッパーにジェイドカラーのソールを装着するにあたってバイカラーよりもトリコロールの方が立体感が生まれて良いだろうと判断しました。

ストームウェルトのボリューム感を強調する狙いがあります。

クセの強くなるカラーソールカスタムはいかに立体感を演出するかが肝です。

今回のように通常の紳士靴に用いることの少ないカラーはなおさら

平面的な構成の中で極端な色の切り替えをつけると、安易なチープ感がでたり、イタいバッタモンぽくなりがちです。

例えば日本人が日本人に売りつけるために、イタリアくんだりにありもしない老舗(風)ブランドをでっち上げ、バッグや洋服にいやらしいくらい緑・白・赤をあしらった製品を作らせるのです。

それを眉毛濃いめの地中海風モデル(多分名前はパンツェッタ・三郎ラモ)に着せたカタログを片手に

「シャレオツな舶来ものでございアーノ、ジャポネのお兄さん達買っツェクレ!」

と売り込むのです。

謎のイタリア感に騙されてはいけません!チープなバッタモンだよ!と言いたいところですが

裏のカラクリはともかく、製品の見た目が好きで買ってるなら騙すもクソもありません。

Win-Winの関係というやつですね。外野から失敬しました。

 

わかりにくい例え話のせいで論点がズレた気がしますが、立体感という視点を取り込むとソールカスタムはさらに表現が広がります。

それはなにもいたずらに色味をいぢくればいいということではありません

立体感は色味のレイヤーだけでなく、ソールの造形やディテールの作り込みでも表現できるのですから。

ソールカスタムとは

足し算引き算の計算式に、意中の人への恋文を混ぜ合わせたような、

機能的美観と情緒的美意識が合わさることで

魅力的なスタイルへと昇華されるのです。(と、個人的におもってます)

 

参考材料としてあえて左右で色味を変えてみましたのでぜひ店頭で見比べてください。

ブラウンとブラックそれぞれジェイドカラーと合わせると

こうも印象が変わるのです。

ソールカスタムに悩む皆様の一助になれば。

 


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