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ツヤとケア

皆さまこんにちは。

マイスターテクニックブログ2週目突入中という事で、再度ふわふわHでございます。

各々のスタッフが独自のこだわりで紹介していくこのコーナーは今までにない感じでおもしろいですね。

同じ会社のスタッフなのに読んでいて「そんなこと思っていたんだな」と実感させられる事が多くありました。

シューケアというものは中々深いようです。笑

さて、今回は何のお話をさせて頂こうか考えていまして…。

 

「テクニック」という事なので「ハイシャインの仕上げ技」についてでもお話しようとも思いましたが、今回も私が靴を磨く上で心がけているポイントを少しお話ししたいと思います。

「靴磨き」という言葉にはいくつかの言い方があります。

大きく分けて、シューポリッシュ、シューシャイン、シューケアの3種類。

その中でも「シューケア」という言葉は思った以上に浸透していないようです。

どちらかというと「シューポリッシュ」「シューシャイン」という靴を光らせることを念頭に置いた磨きフレーズの方がイメージがあるのではないでしょうか。

「それって、同じじゃないの」と思われる方も多くいらっしゃると思いますが、

大きな違いとしてはケアという単語に意味があります。

care(ケア)とは世話をしたり面倒を見たりする意味があります。

靴の面倒をしっかり見てあげる訳です。

それに対してシューシャインと、シューポリッシュは靴を光らせるという意味合いが少し強くなり、使う用品も光らせることに特化したものに変わってきます。

勿論、シューケアも靴を光らせます。

但し、それはあくまでもケアした上での+α、光らせるか、ケアしたら光ってしまう、になるのかと思います。

昨今、靴クリームの性能格段に上がり、柔らかいクリーム状のものにも関わらず、しっかりと光るものが多く販売されております。

当社で扱っているしっかり光るクリーム「イングリッシュギルド」は非常に人気です。

そんな中で時代に流されず、保守的な光りかたをするクリームがケアにとって重要な磨きアイテムになるのではないかと個人的に思っています。

ポイントとしては「光らせているから」磨いているのではなく、

「光っていなくても」メンテナンスされていることが大切。

お化粧でいうとパーティーメイクの様に華やかなものか、

薄化粧の落ち着きのあるものか、という事ですね。

華やかな磨きはとても綺麗ですが、とてもデリケートでもあります。

綺麗が故にちょっとしたスレやキズが入った時に目立ちやすいです。

その点を踏まえると、落ち着いた、保守的なツヤ感の磨きはちょっとしたスレやキズが入っても目立ちにくいというちょっとした利点もあります。

勿論、シューケアに正解はありません。

なので光らせても光らせなくてもOK。

大切なのは自分のスタイル、革の特性にに合っているのかという事。

私たちが磨かせていただく時も、お客様の靴を拝見して、雨の日も活躍する靴なのか、勝負靴なのか、デスクに座る事が多くぶつけてしまう事がありそうか、歩き方、車に乗られるか、なんて事を察しながら磨いたり提案させて頂いています。

例えば、雨問わずガンガン履かれる営業マンの方にツヤツヤ、ピカピカの磨きをご提案する。

これも正解ですが、保湿を重点的に行い革にしっかり栄養(水分)を与え、ツヤ感はやや抑えめの方が長期的に履いた時には靴が綺麗に見え長持ちすると思います。

ツヤツヤピカピカだけが靴磨きでは無いのです。

長々とお話しさせていただきましたが、テクニックという縛りの中でややずれている様な気もし否めませんが、靴磨きを行う上でも人生においてもそれぞれに適した選択があり、革靴を履く上で、過剰に光らせない靴磨きの選択肢があるという事を知っていただければ幸いです。

次回は4月3日(火)の更新です。お楽しみに。



「シューケアマイスター」は (株)R&Dの登録商標です。