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クロスの見極め

毎度お騒がせしております、エスプリ軍曹です。

かなりのプレッシャーの中、第3回『マイスターテクニック』を担当致します。
こんな大それたテーマで何を書けばいいのか…
昨晩、眠りにつけなかったのは言うまでもありません。

でもこれから軍曹なりに『テクニック』=『こだわり』と解釈して今日はお話を進めようかと思います。

軍曹が思うに、シューケアの一連の流れの中で重要なポイントを担うのは前回担当したふわふわHも言っていた通り『ブラシ』でしょう。
でも今日はそのブラシの影に隠れがちな脇役に光を当てたいと思います。

ずばり【クロス】です。

ただの布かと思う方もいるでしょう。確かに軍曹もそう思っていたひとりでした。
でもこの布のチョイスでシューケアはまったく別物になります。

こちらはリムーバークロス。

ステインリムーバーを使用する際にこちらの布に染み込ませてから使用するととても良く汚れが落ちます。

「なぜ?」
「ポリッシングコットンがあればそれで良いんじゃない?」

良くないのです。

近くで良く見ると格子状に編まれた目が見えるかと思います。
この「格子状が目に見える」というのが大事。
あえて「粗目」に仕立てているのです。細かくちゃダメ。

粗目にすることでこの格子の間に汚れがひっかかる。
それによってステインリムーバーの効果が格段に上がるのです。

この目の粗さはスエードに対しても有効です。
このリムーバークロスでスエードを擦って拭き取るだけでも汚れが取れる。
まずは汚れが目立ったらリムーバークロス!これが大事です。

こちらはポリッシングコットン。
リムーバークロスと同じ綿ではありますが、起毛したこのコットンは塗った後を残さないキメの細かさがリムーバークロスとは対照的。

汚れを落とす力はありませんが、クリームをムラなく綺麗に塗るにはこちらのポリッシングコットンの特技。

他の使用方法をあえて挙げるならば、ステインクレンジングウォーターを革製品(カバン・財布)などに使用する時、軍曹はポリッシングコットンに染み込ませて使います。
革靴などに比べると財布やカバンはややデリケートな仕上げの場合もあるので目の細かさがプラスに働くのです。
『とりあえず、ポリッシングコットン!』で臨みます。

どうでしょうか?
クロスひとつとってもシューケアの効果は随分変わると思います。
そんなにスポットを浴びることがないクロス達こそ、軍曹は「縁の下の力持ち」として常にこだわりをもって使用しています。

「いらなくなった布」ではなく「ケアの仕上がりが向上するクロス」を指に巻いて今日も軍曹は靴を磨いています。

 

次回更新は2/6(火)を予定していますのでお楽しみに。



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